12年間ずっと続けている街頭区政報告ですが、本日からマイクで訴えるだけではなく、区政レポートをお配りしています。
二期目四年間取り組んできたこと、そして裏面は「行政サービスのコストを知ろう!」というテーマでコラムを書いています。
今後しばらくは、朝も夕方の駅頭では基本的にマイクを置いて、この区政報告を配布させて頂きます。
内容としては、以下の通りです。
「行政コスト」という言葉をご存知でしょうか?
行政である大田区は、区民の皆さんからお預かりしている税金を使い、様々な行政サービスを提供しています。ですので、公衆トイレを使ったり、図書館で本を借りたりする場合、費用を支払う必要はありません。しかし、事業を運営するということは、そこには建物管理費、人件費等、見えないところで沢山の経費が発生しています。例えば、放置自転車管理業務ですが、皆さんが駐輪場でない場所に自転車を駐輪した場合、様々な危険があり、大田区では撤去を進めています。放置自転車を撤去し保管する業務全体で年間3億5千万余のコストが発生しています。これを年間撤去台数で割ると自転車一台当たりのコストは12,880円になります。
六郷地区の中でも、京急雑色駅周辺は特に違法駐輪が多い駅前で、私が区議会で提案をし今年度から2名の放置防止指導員が配置されました。それ以外にも、買物時の利用を考慮し利用料を一定時間無料にする取り組みや、できるだけ皆さんが使いやすい場所への駐輪場の整備を行いました。放置自転車をやめれば、一台当たり12,880円税金の無駄がなくなることになります。そしてその財源を、もっと他の施策に生かすことができます。皆様にも是非、行政コストにご理解を頂き、限りある財源を有効に使うことが出来る様にマナーの向上にご協力頂ければ幸いです。