先月、国交省の調査により、横断歩道や交差点のそばにある危険なバス停が全国で一万か所以上あることが明らかになりました。
危険度が高い順に3段階に分類され、
(A)横断歩道にバスの車体がかかるか、過去3年で停車中のバスに起因する人身事故が発生。
(B)横断歩道の前後5メートルの範囲か、交差点に車体がかかる。
(C)交差点の前後5メートルの範囲に車体がかかる。
となっており、大田区で唯一、最も危険な(A)ランクに分類されたのが「仲六郷一丁目」バス停(下り)です。
写真を見て頂くとわかる通り、バス停と横断歩道の距離が近く、バスが停車するとバスの車体が横断歩道を塞ぐことになります。
メディアなどでも様々な取り上げられ、私のところにも地元町会の方々から相談を頂いていました。
結果として、京急バスと警察の間での協議が終了、その後、近隣の方とも合意が取れ、4月9日(金)始発からバス停を移設することになりました。
移設場所は、写真の赤丸印の部分です。(パティスリーコウゲツさんの辺り)
以前、別の場所でバス停の移設を求めたところ、中々、京急バスも警察も動かなかったのですが、今回は、国交省の調査ということ、メディアでも多数取り上げられた影響もあるのか、短時間での移設に繋がりました。
ただ、横断歩道を塞ぐことはなくなりましたが、残念ながら蒲田郵便局から仲六郷三丁目につながるバス通りは、歩道も道路も狭く、どのバス停も危険な状況にあると言えます。
実際、雑色商店街に最も近い「雑色駅通り」のバス停は、降車場所が狭すぎて、車いすの方は下車することが出来ません。次のバス停で、下車をお願いしている状況にあります。この件について、車いすユーザーの方からご相談を頂いていたのですが、残念ながらいまだ解消に至っていません。
またこの通り沿いは都市計画道路ではなく、将来的な道路拡幅の計画はありません。「現在の路線を国道15号側に変更」することも一つの考えとして京急バス側に提案しましたが、京急バスとしてはそのような考えはないとのことでした。
このバス通りの更なる安全確保に向けて、どの様な方法が考えられるのか。是非、アイディアやご意見がありましたら頂ければ幸いです。