少し前になりますが、大田区立館山さざなみ学校の開校40周年の記念式典と祝賀会に出席しました。
何度かこのページや議会でも取り上げていますが、館山さざなみ学校は千葉県館山市に設置している大田区立「特別支援学校(病弱)」で、
①肥満の解消を目指す児童
②喘息の症状の改善を目指す児童
③偏食を治そうとしている児童
④病弱な体質を改善しようとしている児童
が寄宿舎で生活しながら、日中は普通級同様の学びを受けています。
在校する児童からのメッセージや歌や踊りなど、子ども中心の祝賀会でとても素晴らしい会でした。
この先もずっと、館山さざなみ学校の歴史を繋いでほしいと思っています。
しかしこうした中ですが、喘息などの課題の改善が館山のように環境豊かな場所でなくても治療が可能になったこと、親もとを離れて子どもが生活することを受け入れることが困難な保護者の増加等、様々な理由から入校する児童が減少しており、大田区では平成25年に館山さざなみ学校の廃止の方針を示しました。
私としては、現在もこの館山さざなみ学校を頼りに入校してくる児童がいる事、健康課題だけでなく不登校やネグレクト等、様々な複合的な課題を抱えている児童が入校していること等、そのニーズは入校数だけでは判断できないと考えています。
もちろん、限られた税金を有効活用するという観点から課題もあるのかもしれませんが、子どもたちの未来を守る上で、経費だけで判断すべきものではありません。
私自身の前回の区議会議員選挙の公約の一つが「館山さざなみ学校の存続」です。
区議会でも、状況を見ながら議会質問として取り上げています。
H29予算特別委員会
令和3年第一回定例会
引き続き、大田区立館山さざなみ学校の存続に向け、声をあげていきます。