連合審査会での質疑

大田区議会では昨日までの二日間、全常任委員会の連合審査会を開催し、補正予算について審議をおこないました。

私も30分間、質疑で登壇しました。

内容は以下の通り。

①看護小規模多機能型居宅介護の整備促進について

【質問】
通所・訪問・宿泊・看護のサービスに一体的に提供する看護小規模多機能型居宅介護に手を挙げてくれる事業者が少ない。開設・運営支援準備金の補助が少なすぎるのではないか。拡充すべき。

(答弁)
さらに整備が促進される条件について、既存事業所の利用状況や意見等を丁寧に把握するなど、必要な整備支援に努めていく。

②知的障害者の成人余暇活動への支援について

【質問】
令和5年度地域力応援基金助成事業チャレンジプラス助成のテーマは「知的障害者の余暇活動支援事業」だった。しかし、事業において人件費を支出することが認めれれていないことから、手を挙げてくれる事業者はいなかった。知的障害者の余暇活動を継続的に支援するためには、人がなくては成り立たない。人件費も支出できるようにすべき。

(答弁)
他の自治体の動向も注視しながら、当事業の趣旨も勘案し、慎重に検討していく。

③障害者総合サポートセンターB棟の短期入所事業について

【質問】
3月の予算委員会で取り上げたが、改善は進んでいるのか。

(答弁)
献立メニューの公表や、見学や面会の制限緩和、夜間の急な呼び出しについてのチェックリストの作成、送迎におけるヘルパー対応など、事業者と協議し改善している。

【質問】
重症心身障害児者だけでなく、比較的自身で動くことが可能な周辺児者の受け入れも検討すべき。

(答弁)
次期おおた障がい施策推進プラン作成過程などで、どのような支援ができるか検討していく。

④三歳児健診時の視力検査について

【質問】
視力検査について、これまで適切な検査がおこなわれず斜視や弱視といった目の異常が見過ごされてきた。この間、専用の屈折検査機器の導入を求め運用が始まったが、異常検出率の変化は。

(答弁)
精密検査を要する者は約2倍、弱視発見率は3倍以上になった。

【質問】
異常の検出率と共に、適切な診断と治療につなげられる体制が必要。視能訓練士がいる眼科の受診をすすめるなどの体制づくりが必要。

(答弁)
協力医療機関は、東邦大学と連携した勉強会を開催し一定の質を確保した精密検査がおこなえる医療機関としている。引き続き、早期に適切な医療へつながる体制作りに努める。

⑤喫煙禁止重点対策地区の指定について

【質問】
雑色、六郷土手駅前など公衆喫煙所が整備された周辺を、罰則が科すことができる喫煙禁止重点対策地区として指定すべき。

(答弁)
地域の声を聞いた結果、多くの町会からも雑色駅前周辺を喫煙禁止重点対策地区に指定して欲しいとの希望が寄せられた。雑色駅周辺の喫煙禁止重点対策地区の指定向けて、関係機関と連携して準備を進めていく。

⑥大田区立館山さざなみ学校の存続について

【質問】
平成25年に館山さざなみ学校のあり方検討会において廃止の方針を示してからすでに10年。学校を取り巻く環境は変化してきている。再度、あり方検討会を設置し、他の自治体との連携も含めた形での方針を示すべき。

(答弁)
館山さざなみ学校のあり方検討会報告書に示された今後の方向性を踏まえ、今日の児童を取り巻く社会状況の変化等を考慮しながら、館山さざなみ学校の今後について検討していく。