一般質問で登壇しました。

大田区議会は、令和6年第一回区議会定例会の会期中です。

本日は、本会議三日目。一般質問で登壇しました。

内容は以下の通り。

一点目は、「失語症」者への支援について。失語症は、言葉を処理するのに必要な脳の部位を損傷することで起こる言語障害の一つで脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷等、様々な原因から発症するため、40代、50代が五割強を占めています。失語症の方は、自分の思いをうまく伝えることや相手の言葉の理解が難しくなり、役所の手続き、医師とのやり取り、あるいは就労相談など様々な場面での意思疎通に困難を抱えています。失語症者が安心して日常生活を送り、失語症者が抱えるコミュニケーションのバリアを軽減するために、失語症の特性に配慮した意思疎通支援者派遣制度の実施を求めました。

区として、他の自治体の事例を参考に事業の実施についての検討を進めていくことになりました。

二点目は、トゥレット症候群の相談体制の整備について。
トゥレット症候群は、多種類の運動チックと、一つ以上の音声チックが一年以上にわたり続く発達障害の一つ。子どもが場所や状況をわきまえず汚い言葉や攻撃的な言葉を使う汚言症や、自傷行為のような重度のチック症、ADHDや強迫性障害などの精神神経疾患を伴う場合もあり、重い社会的烙印が押されるだけでなくQOLも不良となります。大田区では、相談窓口も明確に示されておらず、診察ができる専門の医療機関も少ない状況。発達障害の相談機関である「こども発達支援センターわかばの家」等を活用した、相談体制を求めました。

大田区としては、「こども発達支援センターわかばの家」を活用した相談体制の強化を図ると共に、これまでトゥレット症候群やチック症についてHPなどでも周知が図られていなかったので、その点も改善していくとのこと。

それ以外にも、私が以前から区議会で改善を求めていた「家族介護者支援ホームヘルプサービス」の拡充について、福祉支援の担当窓口などでの支援記録の統一化を図るため「F-SOAIP」という記録法を導入すること、飼い主のいない猫対策について取り上げました。

後日、Youtubeチャンネルに、動画をアップいたします。